季節と感覚
この4月5月に感じているのは、感覚は季節に大きく影響されているのではないかな、ということ。
例えば、コーヒーの好みは明らかに季節に影響を受けている気がする。
寒い時期にコクがあって美味しく感じられたものが、暖かい4月にはやや重たく感じられるような気がするのだ。
ビールも、冬には濃厚なもの、夏には爽やかなものが好まれるのではないだろうか。
もっとメジャーなところでは、冬には鍋料理など味の濃いもの、夏は爽やかな酸味のあるものなどが好んで食べられたりする。
クラリネットの音色にも同様のことはないだろうか?
少なくとも、日本では春と冬とで外気の湿度が大きく変わるので、それに連れてリードの反応も変わり、その下流の変化として音色も影響を受ける。
簡単にいえば、冬は発音が立ち上がり良く決まりやすく、春になるとそれがやや鈍く、ぼさっとした発音になりがちだ。
音色でいうと、冬はコクのある濃厚な音を求めるが、春に同じものを求めると(少なくとも同じアプローチでは)うまくいきづらい。その結果、湿度の高くなる春には、明瞭な立ち上がりを優先して、音色の緻密さは多少粗い音になるのかもしれない。
ここで、立ち上がりを犠牲にして音色の緻密さを追究するのは、おそらく危険な道だし、演奏の理にも適っていないと思う。
季節によって目指す音が同じだとしても、実現するための方法(仕掛けなど)は季節に応じて変えることはあり得るだろう。
クラリネットに限らず、生活のいろいろな場面が季節に影響されているのかもしれない。
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なかなか落ち着かなくて、ブログに手が回っていません。でもこういうのは、落ち着くのを待っていると永遠にその時は来ないし、こういった枝葉末節の「末節」を捩じ込むことで、全体としてのリズムが出る気もするので、今日は少し書いてみる。