ながながし夜


何年経っても、ふと引き戻されることはある。

別れのあとのような痛みではなく、

メールしてみたくなるような、その程度の軽いゆかしさだが、

それだけに、不在になってしまった実在の

夢のあとは深い。

返事はなくてもいいので、

届いてほしい、とねがうのだった。